意思疎通が難しい重度の障害者が、脳波を使って「ウーロン茶が飲みたい」など500以上の選択肢から意思表示できる小型装置を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)のチームが開発した。数年以内に1台10万円以下での実用化を目指す。
産総研の長谷川良平ニューロテクノロジー研究グループ長らは、人が何かを見つめると特定の脳波が強まることに着目。コンピューター画面で点滅する選択肢(イラストと文字)を見せながら脳波計で脳波を測る仕組みを作った。 外出先でも使えるよう、脳波計は縦5.5センチ、横3.3センチと名刺の半分程度で重さ24グラム。使う人の後頭部に装着し、画面上で選びたい選択肢を見つめて点滅回数を数えると、脳波がスイッチとなり選択肢を選べる。 選択肢は3段階で計512通り。第1段階は「飲食する」「移動する」「気持ち」など8分類あり、各分類に入るとさらに細かい選択肢が選べる。例えば「飲食する」→「飲み物」→「ウーロン茶」と選べば、画面上に現れたキャラクターが「ウーロン茶を飲みたいです」としゃべる。 体や言葉が不自由で意思疎通が難しい人は、パーキンソン病や筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者だけで約14万人にのぼる。健常者10人で試験したところ、この装置で意思の6〜9割を正しく読み取れた。今後、ALS患者の協力を得て精度を上げるという。【高木昭午】 【関連ニュース】 路上生活者:34%に知的障害の疑い 東京・池袋で調査 障害者雇用:法定雇用率を大幅に下回った7社を公表 坂田賞:毎日新聞の点字報道に 点字ブロック:発祥地・岡山市に記念モニュメントが完成 障害年金:障害者手帳所持者の受給少なく 厚労省が調査へ ・ 離任式 岸壁から「先生、ありがとう」 岩手・大船渡(毎日新聞) ・ 裁判員の判断尊重、控訴判決は10人全員棄却(読売新聞) ・ <文楽列車>奈良へ 平城遷都記念(毎日新聞) ・ 「人間関係わずらわしく」刑務所のガラス割る 容疑の受刑者を書類送検(産経新聞) ・ <トキ>産卵の可能性…佐渡で営巣のつがい1組 環境省(毎日新聞)
by 7ekampkscu
| 2010-03-31 19:48
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